アファメーションとは?効果が出る正しいやり方とその効果

アファメーションの効果的なやり方

アファメーションとは?

 

アファメーションは、「私はこういう人間だ」ということを、言葉を使って自分自身に言い聞かせるもので、言い方を変えれば自己暗示(自己催眠)です。

 

アファメーション(affirmation)とは肯定的な断言をする事。個人的な「誓約」をする事。具体的には「~したい」「こうなれば良いな…」という願望を「~なっている。」と断定して繰り返し唱える事で、潜在意識に働きかけ、変化や成長が遠くの未来にあるものではなく「今・ここにあるのだ」という現実を作り出す事と言われている。
 - はてなキーワードより

 

「自己催眠なんて信じられない!」と思われる方がいらっしゃるかも知れませんが、私たちは、自分の持つイメージ、自己イメージ(セルフイメージ)によって成り立っています。これは潜在意識のレベルで行われているので、普段私たちは気が付いてはいません。

でも日常的に私たちは自分自身に様々な言葉をかけています。中でも、特にネガティブな言葉が多く使われているのです。

 



 

私たちは知らない間に自己催眠にかかっている

 

例えば、このような言葉を日常的に使っているとします。

 

「私には無理、できない」

「どうしてこういうことが私ばかりに起こるのだろう、本当に私はツイてない」

「なんだか上手くいかない気がする」

「なぜ私は何をやってもダメな人間なんだろう」

「どうせやったって無駄だろう」

 

心で思ったこと、口に出して言ったことは全て、あなたの 潜在意識 が聞き取ります。そしてその通りの行動を起こさせてしまうのです。

 

あなたの思い込みは、そのまま自己暗示となって、あなたにそのような行動をとるように働きかけます。

「私はツイていない」と常日頃思っている人には、ツイていないことばかりが起こります。これは、ツイていないことを脳が自動的に探してしまうからです。他人から見たらちょっとした出来事でも、本人にとっては、とてつもなくツイていないことだと思い込んでしまう、心を作り上げるのです。

反対に、「私は何があっても大丈夫!ツイてるんだ!」と思い込める人は、上に書いたツイていない人と同じ状況に遭ったとしても、「これは面白い、大きなチャンスかも知れないからとにかくやってみよう!」と思うことができるため、必要な行動を起こし、ツイていることとして現実化してしまうのです。

 

この脳の仕組みを、前向きでポジティブな方向に使い、自分自身やものごとに対する見方を変えていくのがアファメーションです。

繰り返し同じ言葉を自分自身に言い聞かせて行くことで、そのような行動が取れるようになり、望んだ状況に変えていくことができるのです。

 

素晴らしい効果を得るためのアファメーションの作り方と例

 

アファメーションは正しい設定方法で作らないと逆効果になってしまいます。アファメーションはいくつ作っても構いません。「私はこうなるんだ!」という目標や、「私はこういう生き方をしたい!」という目的でも良いし、「収入がどんどん増えている」、「理想の体型を手に入れた」というものなど、あなたの望む姿を思い描いて下さい

 

1. 主語はあなた

主語はあくまであなたでなければなりません。「Aさんがもっと優しくなりますように」などという他人のものには使えません。

 

2. 否定語を使わず、必ず肯定文にする

脳は、言われた単語に反応します。そのため、〇〇しませんように、という文章では、〇〇のところに意識がいってそのことを引寄せてしまいます。

このように変えましょう。

「病気になりませんように」 → 「毎日健康に過ごしている」

「太りませんように」 → 「理想の体型をキープしている」

 

3. 文章の形(過去形・現在形・未来形)よりも、心がどう感じているのかが大切

あなたの望む姿が叶ったものとして、文章を作ります。あなたがしっかりと理想の状況になったところを想像できるのであれば、現在形でも、進行形でも、過去形でもよく、特にこだわる必要はありません。

文章の形よりも、心が大切です。あなたが本当にそうなっている自分を想像できるのかどうか、ここが一番のポイントとなります。

「すっきり痩せた体になった!」とアファメーションをしても、心の中で「まだこんなに太っているのに・・・」と思ってしまっては、アファメーションは勝てません。これを現在形に変えて、「すっきり痩せた体だ!」と言っても、まだ心には否定的な考えが残っているかも知れません。

そのような時は言い方をさらに変えて、「すっきり痩せた体を手にいれているところだ」と進行形にすると、今はその過程であって、痩せた体を手に入れるために向かっているところなのだ、と考えることができます。これなら心も一緒についてくるでしょう。

あまりにも現実と異なることを無理矢理「そうなんだ!」と思い込ませようとしても、難しい場合があります。

また、「~になりますように」「~できますように」という願い事の形は、いつまでも”まだ出来ていない自分”にイメージが行ってしまうので避けましょう。

今のあなたの心とアファメーションが、しっかり連動しているかどうか。この点を確認しながら作ることが大切です。以下いくつか例を挙げました。

 

【現在形】

「全てのことが上手くいっている」

「収入がどんどん増えている」

「恋人と一緒でとても幸せ」

「私は運がいい」

 

【進行形】

「収入がどんどん増えてきているところだ、これからさらに増えて行く」

「理想の恋人と出会う日が近づいてきている」

「仕事が上手く行き始めている」

「これからもっと素晴らしいことが起こる」

 

【過去形】

「収入が思った以上に増えた」

「理想の恋人と結ばれた」

「家族との仲がすっかり良くなった」

「全ての問題が解決した」

 

4. しっかりと想像できるかどうか

心が否定的だとアファメーションは全く意味を持ちません。

あなたの唱えるアファメーションに対して、心がどう感じているのか。今は無理でも、必ずそうなる、と信じる心も大切です。

しっかりと理想の姿を想像出来ているのかどうか、この点に注意を向けてアファメーションを作ってくださいね。

 

5. 自分が覚えやすい文章にする

常に自分に言い聞かせる言葉となりますので、文章は短くて覚えやすいものをおすすめします。

 



 

アファメーションの効果的な使い方、使う時間

 

アファメーションは日常的に心の中でつぶやくことで、潜在意識の中に取り入れられていきますが、特に使った方が良い時間は、朝の寝起きの時間と、夜寝る前の時間です。

潜在意識に関する記事、「潜在意識と顕在意識の違いと『潜在意識の力』をフル活用する方法」でも書きましたが、この時間は絶対に外せない、潜在意識と顕在意識の間の扉が開く時間です。

朝寝起きと夜寝る直前に、アファメーションを言葉にしながら、自分のなりたい姿を想像することで、イメージも強化されます。

また、心の中でもつぶやいても効果はあるので、電車の中や街を歩いている時など、常にアファメーションすることで、効果はさらに高まります。

私は朝食の後にもアファメーションの言葉を使っています。この時間は、アファメーションの他に、 私が習慣としている心掛けの言葉 と合わせたものを自分に言い聞かせる静かな時間となっています。さらに、パソコン画面の下にポストイットで貼り付けたり、小さなノートに書き込んで外出先でも思い出すようにしたりしています。

 

効果を期待してアファメーションをする

あなたの理想とする姿をワクワクしながら思い描き、その姿を言葉にすると、アファメーションは作りやすいです。

唱えたからといって明日からすぐに効果があるものではありませんが、言い続けることで、あなたの中の潜在意識が必ず変化を求めてきます。

気が付いた時にはそうなっていた、という日が必ず来ますから、効果を期待して、心と連動したアファメーションを続けてみて下さいね。

 

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