祖先を40代さかのぼると1兆人以上の人たちと繋がっている

生まれてきた確率

 

あなたが生まれるまでに、どれだけの数の人たちが繋がってきたのか、想像してみたことはありますか?

 

私たちは一人の例外もなく父と母があることによってこの世に生を得た。その父と母にもそれぞれ両親がいる。

それをさかのぼっていけば、どうなるのか。十世代で1024人である。二十世代で104万8576人。三十世代では10億7374万1824人。四十世代さかのぼれば、1兆995億1162万7776人。想像を絶する数になる。

この祖先の命が一回も途切れずに今日に生きているのがあなたの命であり私の命である。

この命の連鎖がどこかで断ち切られていたら、あるいは別の人に代わっていたら、あなたも私もここに存在していない。

無限無数の命に支えられて、私たちの命はいま、ここにある。目を見張る生命の神秘である。

 

以前、「あなたが生まれた確率は1億円の宝くじが百万回連続して当選したものと同じ」の記事でも書きましたが、私たちが今存在していることは、奇跡と呼んでもよいほどすごいことなのです。

私たちには両親が一人ずついますから、まずは2人と繋がっています。そして両親にもそれぞれの親(あなたの祖父母)が一人ずついますから、ここで6人。さらに祖父母の両親がそれぞれに加わり・・・と10代前までたどると、1024人の歴史があります。30代前では107億人!すごい数ですよね!?想像を超える人数です。

藤尾氏が書かれているように、この中のたった一人でも欠けたり、別の人と結ばれたりしていたら、私たちは存在していないのです。

全ての出来事がパズルのように繋がってくれたから、私たちは生まれて来ることができたのです。

 

自分と同じ人間は過去にもいなかったし、これからも生まれてこない。人は誰しもこの悠久(ゆうきゅう)の宇宙の中でただ一人、一回限りの命を生きている。まさに奇蹟の命であり、人生である。

小さな修養論(藤尾秀昭)より

 

私たちの命は、こうした奇蹟の中で生まれてきた、奇跡の命なのです。

 

今あなたはこの記事を読んで、どう感じましたか?

ぜひ感じたことを書き留めておいてくださいね。

 

たとえ輪廻転生があったとしても、同じ人生を再び送ることはできません。今の人生は、たった1回きりの人生です。

そのたった1回与えられた人生をどう生きるのか。

ここまで途切れずに命を繋げてくれたあなたのご先祖様、ご両親に感謝をしながら考えてみると、何か新しい発見があるかも知れません。