言葉には、その人の人生を変えてしまうほどの力があります。
『開運!なんでも鑑定団』でも知られている、世界的なおもちゃコレクター、北原照久(きたはらてるひさ)氏のインタビュー記事より、素晴らしい言葉をご紹介します。
人生を変える魔法の言葉
北原氏は中学生の頃、勉強ができないため授業をさぼるのが当たり前になり、遊びにふけるようになっていったそうです。そしてある日、退学処分となる事件がおこってしまいます。
親に合わせる顔がないとひどく落ち込み、なかなか家に帰ることができなかった北原氏にお母様がかけた言葉です。
「おまえの人生はこれで終わったわけじゃない。これから先の人生のほうがずっと長い。だからめげることないよ。人生はやり直しはできないけど、出直しはいつでもできる。」
- 北原照久 – 致知2014年11月号 より
「人生はやり直しはできないけど、出直しはいつでも出来る。」
この言葉は、そのままダメになってしまいそうだった北原氏を救ってくれたそうです。
高校進学後も成績は上がらずにいた北原氏ですが、担任の先生からの、やる気を出してくれる言葉などに支えられ、「やればできる」という自信をつけていきます。そして、学年最下位だった成績は、卒業式までには学年トップとなり、総代として謝辞を述べるほどまでになりました。
このように、成長を大きく助けてくれたご両親や先生方に感謝すると共に、言葉のもつ力の大きさを実感するようになったと語られています。
自分が口にした言葉を最初に聞くのは誰か。それは話し相手ではなく、自分なのだ。だから、いつも不平不満や愚痴、悪口、恨み、妬みを発している人は、それを相手にぶつけているつもりでも、実は自分自身にダメージを与えている。
- 北原照久 – 致知2014年11月号 より
まさに、『言葉は言霊(ことだま)』 です。言葉は必ず、その言葉を発した人の元に返ってきます。
言葉の力を実感されている北原氏は、「絶対に人の悪口を言わない」とも決めていらっしゃいます。
「絶対に人の悪口を言わない。」
悪口を言う人のところに人は集まらないし、運も離れていってしまう。だから私は、どんな不条理なことをされても決して悪口や負の言葉を発しないようにしてきた。人生はよいことばかりではないし、かといって悪いことばかりでもない。バイオリズムがある。だからこそ、よい時には「感謝」をし、悪い時は「難」が「有る」から「有り難う」と言う。
いつも「感謝と有り難う」を口ずさんでいると、運命はよくなり、人生は好転していく。これは私の心からの実感である。- 北原照久 – 致知2014年11月号 より
「悪い時は『難』が『有る』から『有り難う』」
どんな時でも感謝の気持ち を大切にする。
このような考え癖をつけることができると、なにごとも周りのせいにすることなく、人を羨ましがったり嫉妬したりすることもなく、自分の人生を自分のものとして責任を持って生きることができるようになります。
私もこの考えを忘れずに、しっかり自分に習慣付けしたいと思います。
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