感謝の気持ちを持つこと、「ありがとう」という言葉は、相手のみならず自分の心をも温かくしてくれる、「魔法の言葉」です。
感謝の心は、自然と相手を思いやる気持ちや、相手の良い部分に気付かせてくれるきっかけも与えてくれます。
このような言葉は間違いなく相手を幸せな気分をもたらします。
「毎日お仕事お疲れさま」
「頑張っているね!」
「美味しいご飯を作ってくれてありがとう」
「お掃除してくれてありがとう」
「影で努力している所をちゃんと見ているよ」
「今日もお弁当美味しかったよ」
「お仕事で疲れてたでしょう。今日はゆっくり休んでね」
とくに馴れ合った夫婦や家族の間では、やってもらって当り前、相手がするのは当たり前、と流されてしまうものです。
そこで、あえて感謝の気持ちを伝えてみる。
何かをされた時のみならず、当たり前になってしまっていることにも丁寧に感謝をする。
家でも職場でも、そして街中でも、生きて行く中で関わりのある人達全員に対して感謝の気持ちを持ってみると、不思議なことが起こり始めます。
あなたの優しい気持ちが、相手を幸せにすると共に、あなたにも幸せをもたらすのです。
私たちはは誰でも、「認められたい」という願望を常に持っています。
自分が頑張ったことを気付いてもらえなかったり、けなされたりすると自尊心がとても傷つきます。その逆に、自分がしていることを認めてもらったり、気付いてもらったり、感謝されたりすると、私たちはとても嬉しくなります。その嬉しい気持ちは、さらなる「やる気」をも引き出してくれます。
相手に素直に感謝の気持ちを表現し、相手の行為を褒めて認めてあげることで、人間関係は想像以上に良くなります。
感謝のみならず、挨拶も同じです。相手が挨拶をするのを待つのではなく、自分から話かけてみる。挨拶を自分からするということは、相手の存在を承認していることを示すことでもあります。
私たちは認められないこと、無視されることに対して一番さびしく感じます。ですから、「あなたの存在を認めていますよ」ということを示す意味でも、挨拶やありがとうの言葉を伝えることはとても大切なのです。
毎日何かに感謝する習慣をぜひ作ってみて下さい。
「今日は何にありがとうって言えるかな?」と意識することから始めるのも一つの方法です。
人間関係を良好にし、相手も、そして自分をも幸せになる魔法の言葉、「ありがとう」。
ぜひ、感謝の言葉の出し惜しみをしないで、どんどん使ってみましょう。
あなたの周りの世界がどんどん良くなって行きますよ。