毎日実行したいもののリストにあることの一つ、「一日一善」。
これはある体験がきっかけで始まりました。一日一善を心がけてから良かったことが連鎖していく不思議。自分の体験からお話します😊
自分にとっては本当にちょっとしたことが感謝される喜び
まだベルギーに在住していた頃の日本に帰国中、駅の切符売り場での出来事です。
高校生の男の子、彼のお父さん、そして友人と思われる男性の3人が、乗りたい方面の切符の買い方が分からず、一生懸命探していました。
とても困っている様子だったので、「この駅は路線が複数あって複雑なのですが、お乗りになりたい電車の切符売り場は、少し離れた向こう側になりますよ。」と声をかけました。
私が利用している駅は切符売り場のみならず、改札の場所も非常に複雑なため、近くまで案内することにしました。
その時の彼らのホッとした表情は今でも忘れられません。
「ありがとうございます!!」と何度も何度も頭を下げられました。
さらに最後の別れ際にもう1度、3人揃って「ありがとうございます!」とお礼を言って行かれました。
このことが私の中でとても強く印象に残ったのです。
自分では、まったく大したことではないのに、ここまで感謝されるなんて・・・
彼らの表情はとても明るく、ありがたさで一杯で、逆に私の方が彼らのお陰で、温かくて優しい気持ちにさせて頂いたのです。
一日一善の意味
大げさに聞こえるかも知れませんが、あの日のことはそれほど印象に残っています。
「どんな小さなことでも、自分に出来ることは意外とたくさんあるのかもしれない」と再確認した日でもありました。
不思議なことに、「一日一善」という言葉を毎朝見てから一日を始めると、道に迷っている人に気がついたり、落とし物をした人にパッと気がついたりと、自分に出来る事が自然と目に入って来るようになりました。
「意識の違い」でこんなにも気付くことがあるものなのか、と実感しています。
自分の中では、大きな人助けという程のことが出来なくても、今日一日笑顔で人と接する事が出来たとか、言葉を選んで相手と会話が出来たとか、小さな事でも「良し」としています。
ほんの少し意識の変化をすることで、大きな変化が現れるのかもしれません。
何より、自分の気分をよくしてくれる。自分が幸せな気分にさせてもらえる。
一日一善の意味、効果は本当に素晴らしいものです。