言霊とは – あなたが使う言葉があなたの人生を決めている

言葉は言霊

「言霊」 という言葉を聞いたことがありますか?

 

ことだま【言霊】
古代日本で、言葉に宿っていると信じられていた不思議な力。発した言葉どおりの結果を現す力があるとされた。
出典: goo辞書

 

漢字に表されている通り、言葉には魂が宿っています。

普段使う言葉によって人生が左右されていると言っても過言ではないほど、言葉の持つパワーは大きいもの。ネガティブな言葉ばかり使っていれば、自然とネガティブなことばかりに気が付くようになり、反対にポジティブな言葉を常に使っていれば、そのように人生も流れて行くようになっています。

これは、スピリチュアルなことではなく、私たちの脳が実際にそのように反応するという、心理学の世界でも証明されていることです。

 

ネガティブな言葉をポジティブに変える方法

 

神岡真司さん著、頭のいい人が使うモノの言い方・話し方 より言霊のことをご紹介します。

この本には、ネガティブな言い回しをポジティブに変えてみる具体的な例や、言い難いことを相手に伝えたり、お願いしたりする時の例、役立つ「とっさのフレーズ」など、仕事関係でも私生活でも使える言い回しが多数掲載されています。

例えば、このように言葉を変えてみます。

・ やかましい、騒々しい → 活気がある、元気だ、威勢がいい

・ 気弱だ、頼りない → やさしさがある、温厚な

・ 優柔不断 → 思慮深い

 

いかがですか?不平不満やネガティブに聞こえていた言葉が、一気に褒め言葉、ポジティブな言葉に聞こえますよね?このような言葉であれば、言われた方は嫌な気せずに済みます。

ネガティブな中にあるポジティブを探すことで、言葉を変えることが出来ます。

 

「良いことがあるとしたら何だろう?」とゲーム感覚でまずは探してみて下さい。

短気な人 → 熱意のある人

おしゃべりな人 → 社交的で明るい人

ケチな人 → 計画性のある人

 

このように、言葉を変えるだけで、感じ方が全く変わるものです。

 



 

使う言葉に気をつけなければならない理由

 

あなたが発する言葉、普段あなたが何気なく使っている言葉を、一番最初に聞くのは他の誰でもない、あなた自身です

発せられた言葉は、主語が他人であっても関係なく、自分のものとして脳に捉えられ、インプットされていきます。

 

日本では昔から“言霊(ことだま)”という考え方がある。文字通り、言葉に宿っている不思議な霊威や霊性のことをいうのである。相手に対し、言葉を投げかけるのは、意思内容を伝える為だけのものではなく、同時にあなたの魂をも送り届ける作用であり、それは発した瞬間に、あなた自身をも縛るものになることを意味しているものだ。日本人は、言葉のもつ不思議な力、奇妙なはたらきに、古代からずっとオカルト的神秘性を見出してきたと言ってもよいだろう。

もちろん、こうした作用は、現代ではすでに心理学の分野でも明らかにされている事柄であるし、誰しも一定年齢に達すれば、経験的に自覚出来るものでもあるだ ろう。「だって・・・」「どうせ・・・だから」などの、投げやり的なマイナス言葉を発していれば視界は常に被害妄想的になっていくだろうし、周囲の人間は どんどん離れ、あなたはますます孤独をかこつようになるといった状況である。

また、常にポジティブな思考を心がけ、プラス作用をもたらす言葉を使うほどに脳の思考回路は物事を前向きに、明るいものとしてとらえられるようにもなっていく。

 

やはりマイナスな言葉は良い事を一つも呼ばないようです。

引用文の中にも出てきましたが、避けたい言葉として有名な3Dというものがあります。

3Dは、「でも」「だって」「どうせ」のDが付く3つの言葉。

これらを使っていると、出来ることも出来なくなってしまいますし、悲観的な人間になってしまいます。

誰かに対して使う言葉もそうですが、あなた自身に向けて日ごろ使っている言葉を、今一度見直してみませんか?

 

いつでも前向きに物事をとらえ、そのような言葉を選んで使っていくことで、人生はどんどん好転して行きます。

あなたが使う言葉があなたの人生を決め、言葉があなたの人生を変えることが出来るのです。